「人間関係がうまくいかないため、自衛隊を辞めたい」
「体力・精神的についていけず自衛隊をやめたい」
「自衛隊を辞める方法がわからない」
などのご相談がVeterans Channelの無料キャリア相談に寄せられます。
自衛隊は特別職国家公務員で、給料は安定していますが、日々の訓練や災害派遣での救助活動や物資支援活動などをおこなうことから精神的・肉体的に辛くて退職を考える、プライベート空間が少ない営内生活でストレスを溜め込んでしまい退職を考える、他にやりたいことがあり挑戦したいといったケースがあります。
Veterans Channelの無料キャリア相談では、元自衛官が退職を検討する現職自衛官とキャリア相談をおこない、なぜ辞めたいのか、辞めることが自分のキャリアにとって正解なのか、自衛隊を辞めるリスクや自衛隊から転職する場合は、どのような仕事をしたいのかの相談を受けています。
元自衛官や現職自衛官に「自衛隊を辞めたい」と思う理由を調査して、それぞれのお悩みに対して対処方法を記事にまとめたので、自衛隊を辞めたいと少しでも思う方は、最後まで読んで辞めるべきか続けるべきか判断し、最適なキャリア人生を歩んでください。
自衛隊を辞めたくなる理由を徹底調査
精神的に辛い・体力的に辛いから辞めたい
- 教育中の携帯・娯楽の制限が精神的に辛い
- 教育中のスケジュールが細かくて体力的に辛い
- 残業が常態化して体力的・精神的に辛い
- 訓練がきつくて体力的に辛い
- 災害派遣などでの悲惨な状況を目にして精神的に辛い
自衛官を辞めたいという理由で多いのは、体力的・精神的に辛いからという理由です。自衛官として国防という任務を遂行するためには、基礎体力、部隊内・外と関わることが求められます。
教育中は銃を持って走り回る、遠泳訓練をするなど体力・精神力を鍛え、部隊では訓練場で野営訓練を繰り返し、いつ、いかなるときでも有事対応できる体制を整えています。教育中や部隊の訓練は精神的・肉体的に負荷が加わります。
とくに新隊員教育隊・陸曹教育隊・幹部候補生学校など長期間の教育や数週間かけておこなう野営訓練は疲労やストレスが蓄積されて耐えられず、自衛隊を辞めたいと思うことがあります。
理想としているキャリアが実現できないから辞めたい
- 教育終了したのち、希望していない職種・部隊・勤務地に配属された
- 転属で希望していない部隊・勤務地に配属された
- 民間企業と比べて仕事に対する評価が給料面に反映されにくい
陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊はそれぞれ機能ごとに職種があります、自衛隊に任官したあと教育を終えると全国の部隊に配属されます。
配属枠が決まっているため、全員の希望する部隊へ配属されることはむずかしく、希望していない部隊・勤務地に配属されることがあります。
職種を横断してキャリアを積むには、陸士から陸曹に、陸曹から幹部に昇任するタイミングで職種を変える、資格を取得するなどをしない限り難しく、業務内容を変えることは一般的にむずかしいです。
実際の業務においては、職種にかかわらず細部までマニュアルが定められており、仕事の自由度が低いことや与えられた仕事が多すぎて自分の成長につながらない、理想のキャリアが実現できないといった理由で辞めたいと思う方もいます。
また、自衛官は階級が上がることによって責任が増える、増えた責任を果たすことによって年収が上がる一方で、基本的には年功序列です。
そのため、民間企業のように業績・売上を上げたことが評価されて給料が増えるという仕組みではないので、頑張ったことが評価されにくい、向上心をもって取り組まずとも同じ階級であればほとんど給料が変わらないなど不満を感じて辞めてしまうケースがあります。
自衛隊の規則・規律や組織の風潮が合わなくて辞めたい
- 外出や外泊に制限があってリラックスができない
- 営内者のプライベートの時間が少ない
- 生活リズムを合わせることができない
- 戦闘服・ジャー戦など駐屯地内で過ごす服装が固定されたくない
- 縦社会に対応できない
災害派遣、非常呼集などなにかあったときに自衛官として任務を果たすために休日中に出勤しなければいけない、外出範囲を指定される、外出ができない残留という日がある(営内者)、自衛官として規律を維持するために門限がある(営内者)など、休日中も制限がかかることがあります。
自衛隊に入隊して間もない隊員がリラックスできずにストレスが溜まってしまう、家庭を持つ自衛官が家族との時間を作れない、育児を奥さん、旦那さんに任せてしまって家庭への負担が大きくなりトラブルの原因となるなど悩んでいる方がいます。
また、営内者は、食事の時間、消灯時間、起床時間が設定されているなど時間的な制限や、職場の上司や同僚と同じ建物・部屋で共同生活しなければいけなくてリラックスできない、外出までに必要な許可証の印鑑を貰うたびにストレスが溜まってしまう、プライベートが確保されなくてストレスを溜め込んでしまうなどの悩みがあります。
ほかにも、縦社会に馴染めなくて辞めたいケースもあります。自衛隊は命令系統が明確かつ強固に定められており、命令へは絶対服従なため、もっと自由な発想や取り組みで仕事をしたいと考え、退職を検討するケースもあります。
職場の上司・同僚とうまくいかなくて辞めたい
- 古参幹部・陸曹・陸士と合わない
- 濃いつながりの人間関係が苦手
- 先輩や同期と趣味があわない
- パワハラ・いじめにあう
自衛隊は、民間企業よりも職場の上司や同僚とかかわる時間が長いので、人間関係が大切な職場です。
とくに部隊に配属、あるいは転属をして、幹部・陸曹・陸士に小言を言われたり、営内の先輩・同期とあわずコミュニケーションをあまり取らなくなる、営内の同期・先輩へ気を使うなどストレスを溜め込みトラブルになることが原因となって辞めたいと思う方がいます。
また、パワハラやいじめなどにより、精神的に極度に負荷がかかり、業務が滞ってしまう、人間関係が合わないなどストレスが原因で退職を検討するケースもあります。
やりたいことがある
- 大学や専門学校へ進学したい
- 民間で働きたい
- 起業したい
- ワーキングホリデーに行きたい
- 別の業種に興味がある
大学や専門学校に進学をする、起業をするためにお金を貯金して転職をするなど、明確なセカンドキャリアの目標があり、退職を検討する人がいます。
辞めたい理由によってちがう!良いセカンドキャリアにつながる方法
漠然と辞めたいならまずは考えを整理
「休暇で自宅に帰って家族・友達と近況報告をしたり、体力的・精神的に辛いときにSNSで友達が大学生活を楽しんでいる姿を見ると、ふと辞めたくなってしまう。」
「訓練が立て続けにあって思うように休みが取れなくて辛くなる。」
「入校中、休暇から帰ってくるときに寂しくなる。」
など、ふと辞めてしまいたいと思ってしまうことがあります。
漠然と辞めたいと思っているときは、辞めたいと思う理由を考えたうえで、同期、家族など身近な人へ悩みを正直に打ち明けてみましょう。
辛いとき、悩んでいるときに考え込んでしまうとストレスになってしまいます。同じ時期に入隊した同期と話すと同じ悩みを抱えていたり、むしろ相談することで互いに励みになるのでおすすめです。
相談した結果、辞めたいと悩んでいる気持ちが変わらなければ、辞めたい理由を書いて整理してみましょう。よく目的と手段を間違えてしまう方がいます。やりたいことがあり、その目的実現の為に退職という手段をするのではなく、退職を目的にしてしまう場合です。
そうすると、実は自衛隊で実現できる目的があったなど後々後悔することもあります。
まずは、辞めないとダメなのか、辞めた後に自分がやりたいことは何なのかを明確にすることが必要です。
自分がやりたいことが民間にあるのかや自分にどのような職業が合っているのかわからなければ、ミイダス「市場価値診断」を利用する、元自衛官に相談してみるのがおすすめです。
Veterans Channelの無料転職相談・キャリア相談
Veterans Channelは、元自衛官により運営されているキャリアコミュニティです。転職を考えている自衛官、転職したあとキャリアアップさせたい自衛官へのキャリア相談、メンター紹介の他、キャリアアップのためにプログラミング、ビジネススキルなどを学べる講座も提供しています。(希望される場合は、下記ボタンよりお申し込みください)
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精神的に辛い・体力的に辛いから辞めたい場合の対処方法
- 教育中の携帯・娯楽の制限が精神的に辛い
- 教育中のスケジュールが細かくて体力的に辛い
- 残業が常態化して体力的・精神的に辛い
- 訓練がきつくて体力的に辛い
- 災害派遣などでの悲惨な状況を目にして精神的に辛い
新隊員教育・訓練・災害派遣などいままで体験したことのない・日常的に体験しない環境で体力的・精神的な負荷がかかると、ストレスがたまります。
教育中・部隊勤務中の場合、辛くて眠れず体力が回復しない、ストレスを解消する手段が見つけられないなどの悩みは、同期・教育中の場合は直属の班長・部隊配属の場合は上司に打ち明けましょう。打ち明けても自分のなかでスッキリしなければ部隊、もしくは外部カウンセラー活用も検討するといいかもしれません。
理想としているキャリアが実現できなくて辞めたい場合の対処方法
- 教育終了したあと希望していない職種・部隊・勤務地に配属された
- 転属で希望していない部隊・勤務地に配属された
- 民間企業と比べて仕事に対する評価が給料面に反映されにくい
希望していない職種に配属された場合、まずは配属先で自分がやれる仕事、配属先でやりたいことに近い仕事がないのか模索してみましょう。模索した結果見つけられなかった場合、上司に相談するべきです。
相談した結果、職種は変更しなくても転属するなどで希望している職種に近い仕事ができる可能性があります。
希望した職種に入れたけど、希望している部隊・勤務地にいけなかった場合、どうやったら希望している部隊・勤務地にいけるのか、いけるならどれくらいの期間がかかるのかを確認してみましょう。将来異動できる可能性があれば自衛隊を辞めずに勤務できます。
民間企業と比べて仕事に対する評価が給料面に反映されにくいと感じて辞めたくなった場合は、まずは仕事に対するモチベーションの源が給料面なのか、仕事の業務内容なのか考えてみましょう。
仕事に対するモチベーションの源が給料面なのであれば、自衛隊を退職して営業職など成果に対してインセンティブを貰える職種へ転職を考えましょう。
仕事に対するモチベーションが業務内容である場合、自衛隊でしかできない仕事なのか、民間企業でもできる仕事なのか考えてみて、民間企業の福利厚生や待遇と自衛隊の公務員とを比較し、転職を考えましょう。
自衛隊の規則・規律や組織の風潮が合わなくて辞めたい場合の対処方法
- 外出や外泊に制限があってリラックスができない
- 営内者のプライベートの時間が少ない
- 生活リズムを合わせることができない
- 戦闘服・ジャー戦など駐屯地内で過ごす服装が固定されたくない
自衛隊入隊後の教育で、肉体的・精神的に辛いなか、外出や外泊に制限がある・プライベートの時間が少ない・リラックスができないなどの理由でストレスが溜まって発散できない場合、まず同じ部屋の同僚や班長に相談してみましょう。相談しづらければ部隊のカウンセラーに相談してみましょう。
相談したとしても、共同生活ができない、リラックスができないなどストレスの原因となる悩みがなくならない場合、教育が終了して部隊に配属されてからもストレスと向き合いながらの生活となる可能性があります。
一般に集団生活は本人の向き不向きがありますので、自分に問題があると考えずに客観的に考え、難しいようであれば、転職も考えてみましょう。
職場の上司・同僚とうまくいかなくて辞めたい
- 古参幹部・陸曹・陸士と合わない
- 濃いつながりの人間関係が苦手
- 先輩や同期と趣味があわない
- パワハラ・いじめにあう
古参幹部・陸曹・陸士と合わない、濃いつながりの人間関係が苦手、先輩や同期と趣味があわないなどの理由で、何度も悩んでしまっている、考え込んてしまっている場合、なるべくはやく信頼している上司や部隊カウンセラーに相談しましょう。
悩み続けてしまった結果、人間関係が悪くなってしまうとトラブルに発展する、いじめにあってしまう可能性もあります。信頼している上司や部隊カウンセラーに相談できない場合は、仲の良い同期・家族や友人に打ち明けましょう。
やりたいことがあって辞めたい場合の対処方法
- 大学や専門学校へ進学したい
- 民間で働きたい
- 起業したい
- ワーキングホリデーに行きたい
- 別の業種に興味がある
やりたいことがあって辞めたい場合、なぜやりたいのか、自衛隊を続けながらやりたいことを続けられないのか、なぜ続けられないのか、やりたいことを実現するために必要な費用はいくらなのかなど具体的な計画をたてておきましょう。
計画を立てたうえで、上司に相談しましょう。また、資格を取る、資金を貯めるなど自衛隊にいるときにやれることがある場合、行動に移しておくべきです。
自衛隊を辞める手続きの流れと辞めるまでにかかる期間
自衛隊を辞める手続きの流れ
計画を立てる
自衛隊を辞めたいとおもった理由、辞めた後の進路、自衛隊を辞めるにあたっての希望日、いましていること、転職をした場合、現職と転職先でどれくらい年収が変わるのかを調べておくべきです。
あわせて、退職するにあたって根拠となる自衛隊法の内容も押さえておくと、上司との相談のときにスムーズに話が進みます。
押さえておくべき自衛隊法の内容
自衛隊法第31条
引用元:自衛隊法( e-Gov法令検索)
(任命権者等)
第三十一条 隊員の任用、休職、復職、退職、免職、補職及び懲戒処分(次項において「任用等」という。)は、幹部隊員にあつては防衛大臣が、幹部隊員以外の隊員にあつては防衛大臣又はその委任を受けた者(防衛装備庁の職員である隊員(自衛官を除く。)にあつては、防衛装備庁長官又はその委任を受けた者)が行う。
自衛隊法第31条は自衛隊を辞めることを認められる人について記載してあります。原則として辞めたい人が士・曹の階級なら師団長・旅団長、准尉以上の幹部なら陸上幕僚長に認めてもらいます。
しかし、直接認めてもらいにいくわけではなくて、士・曹の場合、営内班長、小隊長、中隊長、部隊長、師団長・旅団長の流れで、幹部の場合、中隊長、部隊長、師団長・旅団長、陸上幕僚長の流れで申請を進めていくことになります。
部隊長までは面談をして話をすすめていきますが、師団長・旅団長以降は部隊長が上申をするケースがほとんどなので、ほとんどの場合、面談はおこないません。
自衛隊法第40条:退職の承認
引用元:自衛隊法( e-Gov法令検索)
(退職の承認)
第四十条 第三十一条第一項の規定により隊員の退職について権限を有する者は、隊員が退職することを申し出た場合において、これを承認することが自衛隊の任務の遂行に著しい支障を及ぼすと認めるときは、その退職について政令で定める特別の事由がある場合を除いては、任用期間を定めて任用されている陸士長等、海士長等又は空士長等にあつてはその任用期間内において必要な期間、その他の隊員にあつては自衛隊の任務を遂行するため最少限度必要とされる期間その退職を承認しないことができる。
自衛隊法第40条は自衛隊を辞められないタイミング・時期について記載してあります。
陸上自衛隊小平学校法務教育部に問い合わせたところ、辞められないタイミングは有事や災害派遣と重なった場合など、自衛隊の任務を遂行するうえで支障ができるときであって、通常勤務の最中なら規則上辞められるそうです。
陸上自衛官人事業務規則第28条:退職の手続き
引用元: 陸上自衛官人事業務規則
(退職)
第 28 条 退職(定年及び任期満了による退職を除き、応募認定退職を含む。) を希望する者は、退職願(別紙第 20)を作成し、幹部並びに陸上幕僚長を任免権者とする准陸尉、陸曹及び陸士については、退職希望日の30日前までに、順序を経て陸上幕僚長に1部上申するものとする。
陸上自衛官人事業務規則第28条では、定年及び任期満了で辞める場合ではなくて依願退職する場合、退職希望日の30日前までに、人事担当者にヒアリングをしてもらって作成する退職願を陸上幕僚長に上申しなければいけないことが記載されています。
依願退職する場合、最低でも30日間はかかることを押さえておきましょう。
上司との面談
階級が士・曹の場合、営内者なら営内班長、営外者なら部隊の先任上級陸曹(海曹・空曹)に相談をして、その後中隊長、副隊長、部隊長と面談を重ねていきます。
上申書類の作成・上申
部隊長まで話が進んだら、退職者調書や退職願などを人事担当者からヒアリングを受けて作成していきます。
無事就職が決まり、企業から内定書をもらったらすぐに人事に提出しましょう。自衛隊は、防衛省と利害関係のある企業には転職できません。利害関係のある企業かどうかを判別する書類として内定書を提出する必要があります。
内定書の提出期限は内定から1週間以内なので、なんらかの理由で内定日から1週間後に間に合わない場合は、内定を受諾してもらった日を少し後にしましょう。
共済組合関係の手続き・退職の準備
士・曹の階級なら師団長・旅団長、准尉以上の幹部なら幕僚長に認めてもらったら、退職する日までの間に広報班から配布されるチェックリストにもとづいて防衛省共済組合の口座の解約や、防衛省共済組合員証の返納、各種保険の解約、被覆の返納、教範の破棄、業務の申し送りなど退職の手続きを進めていきます。
被覆の返納に伴って、官品被覆はクリーニングに出す必要がありますが、制服・作業着1着は残しましょう。制服は最終日に部隊への申告で、作業着は自衛隊内で生活をするうえで必要なため、最後まで残しておきましょう。
最後に使用した被覆は部隊の補給係がクリーニングに出すケースが多いのでご安心ください。
個人で購入した教範でも、ただ破棄をするだけではありません。破棄をするにも手続きが必要なので部隊の補給陸曹に確認してください。
退職
退職する日は、部隊長への申告、身分証の返納をする必要があります。最後、営門を通過したら退職となります。
自衛隊を辞めるまでにかかる期間
自衛隊を辞めるまでにかかる期間は、階級や所属部隊によってちがいます。あくまで目安ですが、士・曹なら辞めるまでに3ヶ月以上、幹部なら4ヶ月以上はかかる場合もあります。
幹部ではなくて士・曹ならまずは営内班長や先任上級曹長に相談するべきなので、部隊長と面談ができるまで時間がかかることが想定されます。
書類を幕僚長に上申する過程においても、方面隊管轄の部隊、師団管轄の部隊に所属している場合は、幕僚管轄の部隊に所属している場合とくらべて、上申する部隊が多いので1ヶ月程度遅れてしまう可能性があります。
自衛隊を辞めるまでにかかる期間の例
師団の連隊の中隊に所属しているケース例
連隊長の面談までの期間(30日)+上申までの手続き(30日)+上申の期限(30日)=90日
幕僚直轄の部隊に所属しているケース例
部隊長の面談までの期間(30日)+上申までの手続き(10日)+上申の期限(30日)=70日
より短い期間で自衛隊を辞める方法
上申の期限と上申までの手続きは、退職予定者の努力によって早められないので、部隊長の面談までの期間をなるべくはやく進められるように、入念に計画を立てておくべきです。
自分にあった再就職先・転職先を見つけられる相談先
職種とのミスマッチを起こして転職・再就職を失敗してしまうリスクを防ぐために、あるいは自分にあった職種・業種を見つけたうえでより活躍するために、元自衛官がキャリア相談にのってくれる・アドバイスをしてくれる相談先を選ぶべきです。
自衛隊から民間企業への転職は、転職活動ができる時間が限られている、営内生活をしていて転職活動をしていることを打ち明けられない、訓練などが重なって転職するタイミングがわからないなど、通常の転職活動と違い独特の悩みを多く抱えてしまうケースが多いため、自衛隊から転職・再就職した自衛官に相談して、悩みを打ち明けて転職へ前向きな一歩を踏み出しましょう。
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