再就職・転職情報

自衛隊から民間へ行く際の面接対策

面接は一発勝負!だからこそしっかり準備を!

企業への応募は、ほぼ必ずと言ってよいほど、採用面接があります。

企業は、応募者の人となりを確認し、募集している仕事に適任なのかや応募者の将来性ややる気を見て、複数の候補者から適任者を採用します。

そのため、しっかりと準備や対策をせずに面接を受けると、応募者がいくら希望していても「お見送り」となってしまいます。

そして、面接は一発勝負です。その場で、不採用になりそうやなった理由を教えてもらうことはあまりありません。そのため、準備や対策をせずにお見送りをされると非常にもったいないです。

とくに自衛隊から、民間企業や組織に行く場合は、自衛隊の時とは違った所作や言葉遣いも求められると考えたほうがいいでしょう。

そのため、今回は面接でどのようなことを準備しておいた方がいいのかを見ていきたいと思います。

面接は、通常2回〜3回行う企業、団体が多いです。それぞれどのような目的で、何を聞かれるのか、どのようなポイントが評価されるのかを見ていき、万全の準備を行いましょう。

とくに重要な初回面接と最終面接について解説していきます。

初回面接で準備すべきこと

初回面接で聞かれること

初回面接では何を聞かれ、どのような点を評価されるのでしょうか。企業の採用担当者からもヒアリングして列挙してみました。

初回の面接での多い質問

  • 今までの経験、実績
  • 転職する理由
  • 候補者からの質問
  • 志望動機
  • 今後どのようなキャリアや将来像を描いていきたいか

評価されうるポイント

初回の面接で重視しているポイント

  • 今までの経験、実績
  • 企業、団体のカルチャーに合うかどうか
  • コミュニケーション能力
  • 転職する理由
  • 入社意欲

「初回面接で質問すること」「初回面接で評価しているポイント」は、いずれも「今までの経験や実績」が最も多いようです。

しかし、自衛官の場合は、未経験からの挑戦が多いです。そのため、経験や実績が無いことや自分の強みを打ち出し辛いことが想定されます。

ただ、あきらめる必要はありません。書類選考に通過していることは、可能性があるため、面接の機会を得ています。

それは、必ずしも業界経験である必要は無いことが多いです。

募集されている職種において、どのように「成果を出せる人間なのか」「何を自衛隊でやってきたのか」「自衛隊でしていた業務を紐解き、募集されている職種でどの部分が使えそうか」を伝えることができれば、十分チャンスがあります。

そのため、事前に募集項目をしっかり見て、今までの自分の職務経験からどのようなことが生かせそうかを準備し、具体的な事例と共にわかりやすく伝えられるようにしましょう。

また、「転職する理由」も聞かれる可能性は高いといえますが、理由そのものだけでなく、その意思決定に至った経緯から、候補者がどのような判断軸を持っているのかなども同時に確認しているケースがあります。

そして、ここではポジティブな理由で転職に至ったような説明になるといいでしょう。

それ以外にもここに記載のあるように、「会社のカルチャーに合うかどうか」や「コミュニケーション能力」も総合的に確認されていることが想定されるため、しっかりと事前に企業研究を行いましょう。

面接準備の要は「自己分析」と「情報収集」

このように面接では、自分の長所・短所・価値観・スキル・マネジメント経験などを客観的に分析・把握しておくことが重要です。

さらに自衛隊から「民間企業」へ転職するのであれば、ビジネスパーソンとしての価値が求められます。

自分自身がどのような人材なのか、さまざまな視点から面接官に説明できるように準備しましょう。また、企業が求める人物像などを事前に確認しておきましょう。それに合わせて自分の強みをアピールできます。

スキルや価値観などは日々変化していくものなので、自己分析は定期的に行うことをおすすめします。

自己分析の方法については、元自衛官の本田さんがキャリアインタビューで詳しく解説してくれている記事がありますので、こちらもぜひ参考にご覧ください。

自衛官から総合系コンサルファームで活躍するためのマインドセット 元自衛官キャリアインタビュー Vol.8 プロフィール 本田 大輔さん現職:総合コンサルティングファーム自衛隊在職時最終役職:航空...

最終面接で準備すべきこと

最終面接で押さえたいポイント

さて、次は最終面接の話に移ります。

最終面接は、企業が内定を出すか否かを判断する場のため、それまでの面接とは性質が異なる部分があります。今回は、最終面接前に押さえておくとよいポイントをご紹介します。

初回面接と最終面接との違い

初回面接と最終面接との違いは大きく2つあります。

面接官

初回面接では現場の役職者、最終面接では経営層や上位の役職者である場合が多いです。相手が役職者でも出来るだけ、緊張することなくリラックスして面接へ臨みましょう。

評価されるポイント

初回面接では候補者がこれまでの経験で何を得て、何を強みとしているのか、実務に関わる具体的なスキルについて見極めようとする傾向にあります。

一方で、最終面接では自社の価値観や方向性と合っているか、内定を出したら入社してくれるのかを重点的に確認することが多いです。

最終面接の前に準備すべきこと

最終面接では初回面接で確認されたような自社とカルチャーフィットしていることに加え、入社意欲が高いことを伝える必要があります。そのため、以下の2つを準備しておきましょう。

会社のミッション・ビジョン・バリューといった理念を確認する

会社の理念などを改めて確認しておくことで、自分が共感しているポイントを整理できます。会社の理念に共感していることを自分の言葉でしっかりと伝えられるよう、ホームページや担当者から再確認しておきましょう。

今後の自分のキャリアを明確に言語化する

5年後、10年後の自分のキャリアやビジョンなどを言語化し、整理しておきましょう。それをふまえて、なぜ入社したいのか、そこで何を実現したいのかを考えることで、説得力をもって入社意欲を伝えられます。

その他、自己PRや志望動機は必ず聞かれるポイントなので、しっかりその会社にあった内容を整理して、面接へ挑みましょう!

Veteransの職務経歴書では、面接対策も含めた無料のキャリア相談を受け付けています。ご希望の方は下記よりお申し込み下さい。

相談希望はこちらから

自衛隊から民間へ行く際の職務経歴書の書き方 多くの企業では、応募する際、履歴書の他、職務経歴書の提出が求められると思います。 履歴書はある程度フォーマットが定型化されており...